夫婦の扶養について、一度外れると再び入ることができるのか疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。ここでは、夫婦の扶養について詳しく解説します。
夫婦の扶養とは
夫婦の扶養とは、婚姻関係にある夫婦が一定の条件を満たすことで、所得税や住民税の税制上の控除を受けることができる制度です。
夫婦の扶養に入ることで、夫婦の収入合算額が低くなり、税金が減るため、節税効果が期待できます。
夫婦の扶養から外れる方法
夫婦の扶養から外れるには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
- 配偶者が65歳以上になった場合
- 配偶者が所得を得るようになった場合
- 配偶者が離婚・死亡した場合
- 配偶者が別居している場合
これらの条件を満たした場合、夫婦の扶養から外れることができます。
夫婦の扶養から外れた場合の再入り方
夫婦の扶養から外れた場合、再び入ることは可能です。ただし、再び扶養に入るためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 夫婦が再び同居する必要がある
- 再び夫婦の扶養に入ることを希望する配偶者が、所得税法上の特別控除対象者である必要がある
また、再び夫婦の扶養に入る場合、その年の1月1日時点で扶養に入っている必要があります。つまり、年度途中で扶養に入ることはできません。
夫婦の扶養から外れることのメリット・デメリット
夫婦の扶養から外れることには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- 所得税や住民税の税金負担が軽減される
- 自分自身の所得に応じた所得控除を受けることができる
デメリット
- 夫婦の収入合算額が低くなるため、住宅ローンなどの融資に影響が出る場合がある
- 夫婦の扶養から外れた場合、再び入ることができる条件が限られるため、再入りが難しい場合がある
まとめ
夫婦の扶養から外れることは、一定の条件を満たすことで可能です。再び入ることも可能ですが、条件が限られるため、注意が必要です。夫婦の扶養から外れることによるメリット・デメリットを十分に考慮し、判断することが大切です。