投稿時・査読後の再投稿時のカバーレターの書き方

Posted on

学術論文を投稿する時、カバーレターを添付することが一般的です。カバーレターは、論文の内容や意図を明確にし、査読者にアピールするための重要な文書です。本記事では、投稿時・査読後の再投稿時のカバーレターの書き方について解説します。

投稿時のカバーレターの書き方

投稿時のカバーレターは、論文を査読者に提出する前に送付する書類です。以下に、投稿時のカバーレターの書き方について説明します。

1. 宛名と日付

カバーレターの冒頭に、査読者の宛名と日付を記載します。宛名は、査読者の肩書きと名前、所属先などを明確にしましょう。

2. 論文のタイトルと著者名

次に、論文のタイトルと著者名を記載します。タイトルは、簡潔に論文の内容を表現するようにしましょう。著者名は、全員を明確にし、所属機関も併せて記載します。

3. 論文の概要

論文の概要を簡潔に記載しましょう。概要は、論文の内容や目的、研究手法、結果、結論を簡潔にまとめたものです。査読者が論文の内容を理解するために重要な情報を含めるようにしましょう。

4. 論文の独自性や意義

論文の独自性や意義を明確に説明しましょう。論文が何を示唆しているのか、どのような新しい発見があるのか、査読者にアピールするようにしましょう。

5. 論文の投稿先と理由

論文の投稿先と理由を明確に説明しましょう。投稿する学術誌や学会がどのような分野で、どのような論文を求めているのかを調べ、適切な理由を記載しましょう。

6. 論文に関する特記事項の説明

論文に関する特記事項がある場合は、カバーレターの最後に記載しましょう。たとえば、論文が他の学術誌に投稿されたことがある場合や、論文の一部が会議で発表された場合などが該当します。

査読後の再投稿時のカバーレターの書き方

査読後の再投稿時のカバーレターは、査読者からのコメントを反映した改訂版の論文を再度提出する際に送付する書類です。以下に、査読後の再投稿時のカバーレターの書き方について説明します。

1. 宛名と日付

再投稿時のカバーレターも、投稿時と同様に査読者の宛名と日付を記載します。

2. 改訂点の説明

改訂点を明確に説明しましょう。査読者からのコメントに基づいて、どのような改訂を行ったのかを具体的に記載しましょう。改訂点が多い場合は、改訂箇所を明示する図表や表を添付するとわかりやすくなります。

3. 改訂後の論文の概要

改訂後の論文の概要を再度記載しましょう。改訂点に基づいて、論文の概要を再度簡潔にまとめます。査読者が改訂内容を理解しやすくするために、改訂箇所を明示するとよいでしょう。

4. 論文の独自性や意義の再説明

論文の独自性や意義を再度説明しましょう。改訂後の論文がどのような新しい発見を示唆しているのか、査読者にアピールするようにしましょう。

5. 査読者への感謝の意を表す

改訂にあたって、査読者からのコメントや助言に感謝の意を表しましょう。査読者が論文の質を向上させるために貢献してくれたことを、改めて伝えましょう。

6. 再投稿の理由の説明

再投稿の理由を明確に説明しましょう。改訂後の論文が、前回投稿した学術誌や学会の要件に適合していることを説明しましょう。

7. 論文に関する特記事項の説明

論文に関する特記事項がある場合は、再投稿時のカバーレターの最後に記載しましょう。たとえば、論文が他の学術誌に投稿されたことがある場合や、論文の一部が会議で発表された場合などが該当します。

まとめ

投稿時・査読後の再投稿時のカバーレターは、論文を査読者に提出する際に重要な文書です。投稿時のカバーレターでは、論文の内容や意図を明確にし、査読者にアピールするようにしましょう。査読後の再投稿時のカバーレターでは、改訂点を明確に説明し、改訂後の論文の概要や独自性を再度説明しましょう。また、査読者への感謝の意を表し、再投稿の理由を明確に説明しましょう。論文に関する特記事項がある場合は、最後に明記しましょう。

関連記事: