講師・准教授・教授の違いは?講師の種類と給料とは

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教育業界における職種には講師、准教授、教授などがあります。これらは、職務や役割、給与などにおいて大きな違いがあります。本記事では、講師、准教授、教授の違いについて、そして講師の種類や給与について詳しく解説します。

講師とは

まずはじめに、講師とはどのような職種なのかについて解説します。講師とは、大学や専門学校、予備校、各種スクールなどで講義を行う非常勤の教員のことを指します。

講師には、専任講師と非常勤講師の2つの種類があります。専任講師は、大学や専門学校などで常勤で教鞭をとっている教員であり、非常勤講師は、専任講師とは異なり、常勤ではなく、講義の依頼があった際に限定的な期間で講義を行う人材です。

講師は、教育機関によって異なる給与体系があります。一般的に、非常勤講師の給与は、講義の時限数に応じて支払われます。例えば、1時間あたりの講義料が5,000円だとしたら、1コマ90分の講義を行った場合、7,500円の報酬をもらうことができます。

准教授とは

次に、准教授とはどのような職種なのかについて解説します。准教授は、大学や専門学校などで、講師と教授の中間に位置する教員のことを指します。

准教授は、専任教員として常勤で教鞭をとっている人材です。講師と異なり、非常勤講師として講義を行うことはありません。また、准教授は、教授に次ぐ地位にあります。

准教授の給与は、大学によって異なりますが、一般的には教授の約7割程度の給与が支払われます。准教授は、教育機関によって異なる勤続年数を経ることで、教授に昇任することができます。

教授とは

最後に、教授とはどのような職種なのかについて解説します。教授は、大学や専門学校、研究機関などで、最高位の教員として教鞭をとる人材を指します。

教授は、専任教員として常勤で教鞭をとっており、教育機関の中でも最高位の地位にあります。教授は、講義だけでなく、研究や学術的な指導にも携わります。

教授の給与は、准教授よりも高い水準にあります。また、教授には教育機関によって異なる分野の教授が存在します。例えば、文学部の教授、理学部の教授、医学部の教授などがあります。

講師の種類

講師には、専任講師と非常勤講師のほかにも、各種スクールや予備校で働く講師など、多岐にわたる種類があります。以下では、講師の種類について詳しく解説します。

専任講師

専任講師は、大学や専門学校、研究機関などで常勤で教鞭をとる教員のことを指します。専任講師は、他の講師と比べて、より高い知識やスキルを持っていることが期待されます。

非常勤講師

非常勤講師は、講義の依頼があった際に限定的な期間で講義を行う人材です。非常勤講師は、専任講師に比べて、より柔軟な働き方ができることが特徴です。

業界講師

業界講師は、企業や団体などで働いている人材が、自分たちの専門分野について講義を行う人材のことを指します。業界講師は、実務経験を持っていることが期待されます。

予備校講師

予備校講師は、高校生や浪人生などを対象とした予備校で講義を行う人材のことを指します。予備校講師は、受験生に向けた指導力やノウハウが求められます。

講師の給料

講師の給与は、教育機関や職種などによって異なります。以下では、講師の給与について詳しく解説します。

専任講師の給与

専任講師の給与は、教育機関によって異なりますが、一般的には、教授の約5割程度の水準にあります。ただし、専任講師は、教授に昇任することができるため、将来的には教授と同等の給与を得ることができます。

非常勤講師の給与

非常勤講師の給与は、講義の時限数に応じて支払われます。一般的に、1時間あたりの講義料は、4,000円~7,000円程度です。ただし、非常勤講師は、専任講師に比べて、保険や年金、福利厚生などが充実していないことが多いため、注意が必要です。

予備校講師の給与

予備校講師の給与は、教育機関によって異なりますが、一般的には、非常勤講師と同程度の水準にあります。ただし、予備校講師は、講義の時限数に応じて支払われることが多く、繁忙期には多くの講義をこなすことが求められます。

まとめ

本記事では、講師、准教授、教授の違いについて、そして講師の種類や給与について解説しました。講師は、非常勤講師と専任講師の2つの種類に分けられ、給与も異なります。また、講師には、業界講師や予備校講師など、多様な職種が存在します。自分に合った講師の職種を選び、充実したキャリアを築きましょう。

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