文系は研究職に就ける?文系学生の進路例の種類や年収例

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日本の大学では、文理学部と呼ばれる分野に分かれています。文系学生は、主に人文社会科学や言語学、芸術、文学などの分野を専攻します。しかし、文系学生は就職先が限られると言われることがあります。

しかし、実際には、文系学生でも研究職に就くことは可能です。文系学生が進路を考える上で、どのような職種があるのか、年収はどのくらいなのか、見ていきましょう。

文系学生の進路例

文系学生が就職する場合、一般的には教育・出版・メディア業界が多いです。しかし、それ以外にも、研究職や公務員、民間企業など、様々な進路があります。

研究職

文系学生が研究職に就く場合、大学院で修士号、博士号を取得することが必要です。研究職の職種としては、大学や研究機関での研究員、研究開発職、文化財保護職があります。

大学や研究機関での研究員は、研究プロジェクトに参加して研究を進める仕事です。研究開発職は、企業で新商品の開発や改良を行う仕事で、文化財保護職は、博物館や美術館などで文化財の管理や修復を行う仕事です。

公務員

文系学生が公務員になる場合、一般的には国家公務員や地方自治体の公務員が多いです。国家公務員は、国の政策決定や実施を担当し、地方自治体の公務員は、地方自治体の政策決定や実施を担当します。

公務員は、年収が安定しており、福利厚生が充実しているため、安定した職業を希望する人には適しています。

民間企業

民間企業に就職する場合、文系学生でも様々な職種があります。例えば、人事・労務、広報・宣伝、マーケティング・営業、総務・企画などです。

特に、人事・労務の職種は、文系学生にとっても適していると言えます。人と接することが多く、コミュニケーション能力が求められるためです。

年収例

文系学生の年収は、職種によって異なります。以下に、代表的な職種の年収例を紹介します。

研究職

研究職の年収は、大学や研究機関での研究員であれば、初任給は約250万円から300万円程度、経験者で年収は約400万円から700万円程度が一般的です。研究開発職や文化財保護職でも同程度の年収になる場合があります。

公務員

公務員の年収は、国家公務員であれば、初任給は約200万円から250万円程度、地方自治体の公務員であれば、初任給は約180万円から220万円程度が一般的です。経験者で年収は約400万円から800万円程度になる場合があります。

民間企業

民間企業での年収は、職種や企業によって異なります。人事・労務の職種であれば、初任給は約200万円から300万円程度、経験者で年収は約400万円から800万円程度が一般的です。広報・宣伝やマーケティング・営業、総務・企画などの職種でも同程度の年収になる場合があります。

まとめ

文系学生は、就職先が限られると言われることがありますが、実際には、研究職や公務員、民間企業など、様々な進路があります。研究職に就く場合は、大学院で修士号、博士号を取得する必要がありますが、公務員や民間企業に就く場合は、その職種に応じた知識やスキルが求められます。

年収については、職種や企業によって異なりますが、研究職や公務員、民間企業でも、一定の年収水準は確保されています。

文系学生が就職先を考える際には、自分の興味や得意分野、将来のビジョンなどを考慮して進路を選ぶことが重要です。

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