教育において、カリキュラムとシラバスは非常に重要な役割を果たします。しかし、これらの用語について混乱している人も多いことでしょう。そこで、今回はカリキュラムとシラバスの違いについて解説します。
カリキュラムとは
カリキュラムとは、教育機関が設定する教育内容の総称です。つまり、何を教えるか、どのように教えるか、どのように評価するかなど、学生が学ぶための全体像を示したものです。
カリキュラムは、教育機関が設定するため、その学校や専門分野によって異なるものとなります。また、国や地域によってもカリキュラムは異なるため、留学生が受講する場合は、カリキュラムについて事前に確認することが必要です。
シラバスとは
シラバスとは、カリキュラムの一部であり、具体的な授業内容や実施方法、評価方法などを示したものです。つまり、カリキュラムが「何をするか」を示すのに対して、シラバスは「どうやってするか」を示すものと言えます。
シラバスは、教員が作成する場合もありますが、多くの場合は教育機関が統一したフォーマットで作成し、学生に配布します。シラバスには、授業の目的や内容、参考書、出席や提出物の評価方法、試験の形式や内容などが詳しく記載されています。
カリキュラムとシラバスの違い
カリキュラムとシラバスは、いずれも教育内容を表すものですが、その違いは以下のようになります。
- カリキュラムは、学生が学ぶための全体像を示したものであり、シラバスは、授業の具体的な内容や評価方法を示したものである。
- カリキュラムは、教育機関が設定するものであり、シラバスは、教員が作成する場合もあるが、多くの場合は教育機関が統一したフォーマットで作成する。
- カリキュラムは、学校や専門分野によって異なるものであるが、シラバスは、ある程度の統一性がある。
カリキュラムとシラバスが重要な理由
カリキュラムとシラバスは、学生が学ぶための全体像や具体的な授業内容を示すため、非常に重要な役割を果たします。
まず、カリキュラムは、学生が将来どのような職業に就くかを決定する上で大きな影響を与えます。また、カリキュラムが統一されていることで、学生が留学する場合にも、学習の方針が明確になるため、スムーズな留学生活を送ることができます。
一方、シラバスは、授業の具体的な内容や評価方法を示すため、学生が授業に参加する上で必要不可欠なものです。シラバスに記載されている出席や提出物の評価方法や試験の形式や内容などを事前に知っておくことで、学生は授業に向き合う準備ができます。
まとめ
今回は、カリキュラムとシラバスの違いについて解説しました。カリキュラムは、学生が学ぶための全体像を示し、教育機関が設定するものであり、シラバスは、授業の具体的な内容や評価方法を示すものであることがわかりました。
教育において、カリキュラムとシラバスは非常に重要な役割を持っています。学生がより良い学習環境を得るためには、カリキュラムやシラバスをしっかりと理解し、積極的に活用することが必要です。
