老化が進むとなぜ身体の変なところから毛が生えてくるのでしょうか?

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老化とは、人間の体が年齢を重ねるにつれて、様々な変化が起こることを指します。その中でも、身体の変なところから毛が生えてくることは、不思議に思われる方も多いかもしれません。

毛の生える場所とは?

まず、身体の変なところとはどこかというと、耳の中や鼻毛、顔のシミ周り、首の後ろ、背中、乳首周り、腕の甲、手足の指などです。

これらの部位は、本来、毛が生える場所ではありません。しかし、老化によって、体の中でホルモンバランスが崩れたり、細胞の再生力が弱くなったりすることで、毛が生える場所が変わってしまうのです。

老化とホルモンバランスの関係

年齢を重ねることで、体内で分泌されるホルモンの量が減少していきます。特に、女性ホルモンであるエストロゲンは、更年期を迎えるころにはほとんど分泌されなくなります。

エストロゲンは、女性にとって重要な役割を果たしており、肌や髪の毛を健康的に保ち、骨密度を高める効果があります。しかし、エストロゲンの分泌が低下することで、肌のたるみやしわ、脱毛、骨粗鬆症などの症状が現れることがあります。

また、男性ホルモンであるテストステロンも年齢を重ねることで減少していきます。テストステロンは、男性にとって重要な役割を果たしており、骨密度を高め、筋肉を増やす効果があります。しかし、テストステロンの分泌が低下することで、脱毛や性機能の低下などの症状が現れることがあります。

細胞の再生力の低下

老化によって、細胞の再生力が低下していくことも、毛が生える場所が変わる原因のひとつです。細胞の再生力が低下すると、毛根の細胞も老化し、毛が生える場所が変わってしまうのです。

まとめ

老化によって、体内のホルモンバランスが崩れたり、細胞の再生力が低下したりすることで、身体の変なところから毛が生えてくることがあります。このような現象は、年齢を重ねることで誰にでも起こり得ることです。

しかし、毛が生える場所が気になる場合は、美容外科や皮膚科などの専門医に相談することをおすすめします。

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