船の数え方(助数詞)には隻、艘、艇、艦、杯

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日本語には、船の数え方に使われる助数詞がいくつかあります。これらの助数詞は、船の大きさや形状に応じて使い分けられます。代表的な助数詞には、隻、艘、艇、艦、杯などがあります。

隻(せき)は、小型の船や舟を数えるときに使われます。具体的には、漁船や小型の船、カヤックやカヌーなどが該当します。また、船の形状が長くて細い場合にも隻が使われます。

例えば、「漁船が5隻出港した」という場合は、漁船が5隻の数だけ出港したということを表します。

艘(そう)は、小型から中型の船を数えるときに使われます。具体的には、ボートやヨット、小型の観光船やフェリーなどが該当します。また、船の形状が丸みを帯びている場合にも艘が使われます。

例えば、「ボートが3艘浮かんでいる」という場合は、ボートが3艘の数だけ浮かんでいるということを表します。

艇(てい)は、中型から大型の船を数えるときに使われます。具体的には、遊覧船や大型の観光船、警備艇や救難艇、スポーツ用のボートなどが該当します。また、船の形状が細長く、先が尖っている場合にも艇が使われます。

例えば、「遊覧船が2艇出港した」という場合は、遊覧船が2艇の数だけ出港したということを表します。

艦(かん)は、軍艦や戦艦、巡洋艦などの大型の船を数えるときに使われます。また、船の形状が長くて大きい場合にも艦が使われます。

例えば、「海上自衛隊の護衛艦が3隻出撃した」という場合は、護衛艦が3艦の数だけ出撃したということを表します。

杯(はい)は、漁獲量を数えるときに使われます。具体的には、魚の漁獲量や貝の収穫量を表します。

例えば、「貝が100杯採れた」という場合は、貝が100杯の量だけ採れたということを表します。

まとめ

船の数え方には、隻、艘、艇、艦、杯などの助数詞があります。使い分けることで、船の大きさや形状に適した表現ができます。船を扱う場面で日本語を使う場合には、これらの助数詞を覚えておくと便利です。

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