名探偵コナンで、理論がおかしいことや、トンデモ科学になって

Posted on

アニメや漫画、小説などの作品には、現実世界ではありえないような設定や展開があります。名探偵コナンもその一つで、推理小説としては珍しいトンデモ設定が多く登場します。しかし、中には理論がおかしいと感じる場面もあります。ここでは、名探偵コナンでのトンデモ科学や理論のおかしさについて紹介します。

「水平線上の陰影」

「水平線上の陰影」というエピソードでは、犯人が海に車を投げ込んだとされています。しかし、コナンたちはその犯人が車の中で亡くなったと推理します。その理由として、車が海に投げ込まれた後でも、水平線上に陰影が映し出されていることを指摘します。

しかし、実際には水平線上に陰影が映し出されることはありません。陰影が映し出されるのは、地平線よりも高い場所にあるものが、地平線に向かって光を反射させた場合に限られます。このエピソードでは、陰影が映し出されることで、犯人が車の中で亡くなったという証拠になっていますが、現実的にはそのようなことはあり得ません。

「二つの顔を持つ男」

「二つの顔を持つ男」というエピソードでは、犯人が瞳孔反射を偽装していたとされています。瞳孔反射とは、光を目に当てると瞳孔が収縮する反射です。このエピソードでは、コナンが犯人の瞳孔反射をチェックして、偽装を見破ります。

しかし、瞳孔反射は光を当てるだけではなく、瞳孔に刺激を与えたり、視線の移動によっても変化します。そのため、瞳孔反射だけで偽装を見破ることは難しいです。また、瞳孔反射のチェックには専門的な器具が必要であり、素人が見破ることはできません。

「傘の中の暗殺者」

「傘の中の暗殺者」というエピソードでは、犯人が傘の中に仕込んだ鉄球で被害者を殺害しています。コナンたちは、被害者の死亡推定時刻を鉄球が傘に仕込まれた時間と照らし合わせて、犯人を特定します。

しかし、傘の中に仕込まれた鉄球で被害者を殺害することは、現実的には非常に難しいです。鉄球が傘の中で動くことで、犯人自身にも危険が及ぶ可能性があります。また、鉄球が当たる場所によっては致命傷にならず、被害者が死亡するまでに時間がかかることもあります。

「装置の中の証言」

「装置の中の証言」というエピソードでは、犯人が犯行現場に設置したカメラで映像を偽装しています。コナンたちは、映像の違和感を指摘して、犯人を特定します。

しかし、映像の偽装が可能であることは事実です。現代の技術を使えば、犯行現場の映像を自由自在に操作することができます。特に、ハイテク犯罪においては、映像の偽装がより高度化しています。

「黒の組織」

「黒の組織」というストーリーでは、薬物を使って身体を小さくする薬「APTX4869」が登場します。主人公の江戸川コナンは、この薬を飲むことで小学生の姿になっています。

しかし、現実には身体を小さくする薬は存在しません。身体の大きさは、骨格や筋肉の大きさ、体脂肪率などによって決まります。また、薬物で身体を小さくすることは、健康に悪影響を与える可能性があります。

「まとめ」

以上、名探偵コナンでのトンデモ科学や理論のおかしさについて紹介しました。アニメや漫画などの作品には、現実世界ではありえないような設定や展開がありますが、その中には理論がおかしいものもあります。しかし、作品を楽しむ上ではそういった設定や展開も必要なので、あくまでもフィクションとして楽しむことが大切です。

関連記事: