モルモン教の概要
モルモン教は、アメリカ合衆国発祥の新宗教であり、正式名称は「末日聖徒イエス・キリスト教会」です。創始者のジョセフ・スミスによって、1820年代に設立されました。モルモン教は、キリスト教の一派であり、聖書のほかに「書物モルモン」という聖典を信じます。
モルモン教の悪い点
モルモン教には、以下のような悪い点があります。
1. 多妻制
モルモン教は、19世紀に多妻制を認めていました。これは、聖書の中でアブラハムやダビデが多くの妻を持っていたことに基づくものです。しかし、現代では、アメリカ合衆国の法律で多妻制は禁止されています。したがって、モルモン教の多妻制は、社会的にも法的にも認められていません。
2. 女性の地位の低さ
モルモン教では、男性が家族の指導者として扱われ、女性は従属的な役割を与えられています。女性は、神殿に入るためには夫の許可が必要であり、神官職に就くこともできません。また、女性が男性と同じ地位に立つことは、ほとんどありません。
3. 人種差別
モルモン教は、長い間、人種差別的な教義を持っていました。19世紀には、黒人は神からの呪いを受けているとされ、教会に入会することができませんでした。しかし、1978年に、教会はこの教義を改め、黒人も教会に入会することができるようになりました。
4. 財政の不透明さ
モルモン教は、その財政が不透明であることで知られています。教会は、巨額の寄付金を集めており、その使途については公表されていません。また、教会は、財産を多く持っており、その評価額も不透明です。
5. 迷信的な信仰
モルモン教は、迷信的な信仰を持っているとされています。たとえば、創始者のジョセフ・スミスが、天使から金の板を授かったという話や、書物モルモンが、アメリカ大陸において、キリストが現れたという話などがあります。これらの話は、歴史的にも科学的にも証明されていません。
まとめ
以上が、モルモン教の悪い点です。多妻制や女性の地位の低さ、人種差別、財政の不透明さ、迷信的な信仰など、これらの点が批判されることがあります。一方で、モルモン教の信者たちは、この教義を信じ、実践していることが多く、彼らにとっては良い点もあるかもしれません。
