修士や博士は少ない?データから見る大学院生と学部生の違い

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大学に進学すると、多くの学生は学部で学びますが、その後、大学院に進学する学生もいます。しかし、修士や博士を取得する学生は少ない傾向があります。そこで、本記事では、大学院生と学部生の違いをデータから見ていきます。

大学院に進学する学生の割合

まずは、大学院に進学する学生の割合について見ていきましょう。文部科学省が発表したデータによると、2019年度の大学院に進学する学生の割合は、全体の12.2%でした。

一方、学部に進学する学生の割合は、全体の87.8%でした。これは、大学院に進学する学生は少数派であることを示しています。

大学院生と学部生の年齢層の違い

次に、大学院生と学部生の年齢層の違いについて見ていきましょう。大学院に進学する学生は、学部を卒業してから進学する場合が多いため、年齢が高くなります。

文部科学省が発表したデータによると、2019年度の大学院生の平均年齢は、修士課程が28.3歳、博士課程が32.0歳でした。一方、学部生の平均年齢は、19.4歳でした。

大学院生と学部生の就職の違い

大学院に進学する学生と学部に進学する学生の就職先にも違いがあります。大学院に進学する学生は、研究職や専門職など、より高度な職種を目指す傾向があります。

一方、学部に進学する学生は、一般企業などに就職することが多いです。文部科学省が発表したデータによると、2019年度の大学院修了者の内定率は、修士課程が63.1%、博士課程が73.9%でした。一方、学部卒業者の内定率は、56.0%でした。

大学院生と学部生の年収の違い

大学院に進学する学生と学部に進学する学生の年収にも違いがあります。大学院に進学する学生は、より高度な職種に就くことが多く、その分、平均年収も高くなります。

文部科学省が発表したデータによると、2019年度の大学院修了者の平均年収は、修士課程が382万円、博士課程が569万円でした。一方、学部卒業者の平均年収は、248万円でした。

まとめ

以上、大学院生と学部生の違いについて、データから見てきました。大学院に進学する学生は、少数派であるものの、年齢や就職先、年収などに違いがあることが分かりました。

大学生の皆さんは、将来の進路を考える際に、このようなデータを参考にすると良いでしょう。

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